Imperial Sound Drum&Bugle Corps
Drum Corps Fun vol.1(2006年4月27日発行)に掲載
インペリアルサウンドは本業(仕事・学業)を大切にし、仲間を思いやり、楽しみながらマーチング技術を高めよう!というコンセプトで、毎週火曜・土曜の夜間、日曜日終日に全体練習を行っており、地域のイベント・マーチングの大会等に積極的に参加しています。
バンドの構成はDrum&Bugle Corpsスタイルといって金管ビューグルのソプラノ・メロフォン・バリトン・ユーフォニウム・コントラバスとバッテリーパーカッションであるスネアドラム・バスドラム・テナードラム、ピットパーカッションのマリンバ・ビブラフォン等の鍵盤楽器、コンサートバスドラム・ボンゴ・コンガ・スタンドシンバル等の打楽器、そしてカラーガードであるフラッグ・ライフル・セーバー、ダンスがあります。
隊の歴史は1986年にマーチングバンドとして結成したことにはじまります。名称「Imperial Sound」になりました。その後1989年には第16回マーチングバンドバトントワリング全国大会において優秀賞、1990年の第17回マーチングバンドバトントワリング全国大会においても優秀賞をいただきました。その後ブラスラインをビューグルに総入れ替えし、Drum&Bugle Corpsに変更、名称も「Imperial Sound Drum&Bugle Corps」になりました。
最近では2001年、2002年ドラムコージャパンI&Eコンテスト、ブラスソロ部門において第1位、2005年にはドラムコージャパンチャンピオンシップ、DIVISIONⅡ部門においてチャンピオンになり、I&Eコンテストではブラスアンサンブル部門において第1位、カラーガードアンサンブル部門第1位となりました。先日おこなわれた2006年ドラムコージャパンチャンピオンシップ、DIVISIONⅡ部門においてチャンピオン、I&Eコンテスト、ブラスソロ部門第1位、ブラスアンサンブル部門では第1位となりました。
インペリアルサウンドはイベントにも県内、県外問わず参加していまして、名古屋まつり(ナゴヤバンドフェスティバル)や、名古屋マーチングフェスティバル、DCJ in 清水、DCJ オータムレビュー等に参加のほか、大会では日本マーチングバンドバトントワリング協会 名古屋大会及び東海大会、ならびにドラムコージャパン・チャンピオンシップに参加しています。
一日の練習の流れは、朝9:00に集合し、楽器の準備。その後ストレッチや筋力トレーニング・ランニングを総合して約30分間おこなったあとに、約1時間ブラスとバッテリーでMM練習、その後、セクション別でウォームアップとエクササイズをおこないます。昼食・休憩後はドリルの練習をおこない、ランスルーをして終了となっています。大体の終了時間は午後6時から7時くらいを予定しています。
~若人の心を掻き立てるドラムコー~
理事長 脇谷 勲
響き渡るG管の響きに魅せられて、昭和61年に創設・発足したインペリアルサウンド。
永々とここまで支え続けた若者たち。時の流れを共有しながらその時代を駆け抜けた若者たちの情熱と誇りを伝統に、新生インペリアルサウンドとして近年目覚しい活躍を続けている勇姿を見るにつけ、凛々しくも逞しく、そして高い芸術性を感じるのは私一人だけではないでしょう。
近年、若者たちへ「無気力・自己中心・茶髪・ピアス」と、叱責の言葉が飛び交う昨今、しかしドラムコーを愛するこの若者たちには「近頃の若者たちは・・・」と言わせない、眩しいばかりの「華」が有ります。個人の技術とチームワーク、この永遠の課題に取り組んだ活動こそが、ドラムコーの原点です。若人の心を掻き立てやまないドラムコー。今後も多くの方々のご指導を頂きながら、さらなるチャレンジを続け、大河の如く大きな流れにしていきたいと思っております。