関東学院マーチングバンド

Drum Corps Fun vol.5(2010年4月30日発行)に掲載

バンドの歴史
関東学院マーチングバンドは、今年で創部58年になります。吹奏楽部として、部員12名で発足し、1963年にはドラム隊そしてバトントワラー編成が加わり、1964年にはビューグル隊が加わりマーチングバンドの活動が活発に展開されるようになりました。その後、金管編成(フルート・サックスの木管も含め)に移り、TV出演や海外遠征(ハワイ・オランダ・米国・カナダ・イギリス等)も積極的に行うようになりなした。その間1967年に創設された第1回パレードバンドフェスティバルに出場、その後に発展した第1回マーチングバンド・バトントワリング全国大会に出場、第3回大会より高校コンテストが創設され、初代グランプリ受賞。第4回大会においても高校コンテスト連続グランプリ受賞(1978年)に輝いてます。第13回、第18回、第29回、第30回大会においてもグランプリを受賞。 近年では、沖縄スーパーマーチング出演(2005年)や国民文化祭山口大会出演(2006年)等、国内や地域での演奏活動を行っています。

どんなバンド?
普段は日曜・祝日を除きほぼ毎日活動しております。出演イベントとしては、毎年5月に開催される『ザよこはまパレード(国際仮装行列)』への出演をはじめ、横浜市中心のイベント・パレードへの参加しています。また、バンドの中でながく受け継がれている『努力・忍耐・協力』をモットーに毎年12月に行われるマーチングバンド・バトントワリング全国大会への出場、グランプリ獲得を目指して活動しております。
活動する上での問題点や苦労する点としては、中学・高校一貫教育のため、6年間同じ環境でマーチングができるという素晴らしい環境の中、中学一年生と高校三年生という歳の離れたメンバーがともに高校コンテストにエントリーする難しさに近年直面しております。また大編成のメンバーが大会さながらに練習のできるスペースや場所等の確保も大変苦労しております。
保護者の皆様には温かいご支援ご協力をいただいております。体育館練習など遅くまでかかる練習では皆様ローテーションを組んで、軽食の差し入れや練習のサポートなどもしていただき、保護者・スタッフ・生徒一体となって、活動しております。
衣装などのこだわりは、なんといっても自慢はカラーガードの衣装、旗のデザインです。毎年選曲した題材にあうようにコーディネートしたり新しいものを作ったり、横浜らしいおしゃれなイメージをもってこちらも保護者・スタッフの皆様にご協力いただき、毎年こだわったもの作りをしております。

今後の活動
マーチングバンドは本当にエンターテインメントだと思います。見ている方々にステージやショーを通して感動を与えられる経験というものはそうそう味わえるものではありません。より大きな感動を得るためには厳しい練習に耐えていく過程が必要です。よい演奏・演技をするためには当たり前のように人一倍の努力が必要です。一人では乗り越えづらい壁や山などもマーチングバンドのようなチーム競技ではみんなで支え合って乗り越えていけます。マーチングを通じて、一生付き合っていけるそんな大事な仲間たちを作っていってほしいと願っています。

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